式典で発表しているチョン書記長

「いかなる時代、いかなる国においても知識階級は社会開発の促進に重要な役割を果たす」。これは、先ごろハノイで開催された「ホーチミン主席と知識人との集い60周年」と、「ベトナム科学技術連合会設立40周年」を記念する式典で、グエン・フー・チョン党書記長が強調したものです。また、チョン氏は、党と国家は知識人が活躍できるような環境づくりに取り組んでいるとしています。

ベトナムでは、知識人が集まる最大の組織はベトナム科学技術連合会で、同連合会の会員数は約220万人です。また、4万人のメンバーを有するベトナム文学芸術協会は知識人の大きな組織です。そのほか、外国に在留しているベトナム人知識人も多く、国の開発事業に大きく貢献していると評されています。

科学技術連合会設立40周年の記念式典で、チョン書記長は、知識人は国の重要なリソースであると述べ、次のように語りました。

（テープ）

「知識人は国の重要な人材であり、科学技術の面でも人材育成の面でも重要なリソースであります。ベトナム共産党は、知識人に関する民族の伝統、およびマルクス・レーニン主義とホーチミン思想を発揮し、知識人の開発と活用に特別な関心を寄せています」

グエン・フー・チョン書記長によりますと、第4次産業革命が精力的に進められている背景の中で、ベトナムの知識人はより努力をする必要があります。その中で、ベトナム科学技術連合会は非常に重要な役割を果たすべきであるとしています。チョン氏は次のように語りました。

（テープ）

「ベトナム科学技術連合会は、国際統合時代の要求に応えられる知識階級の構築を量的質的に促進するために、知識人の育成・誘致・優遇を目指す法的基盤の構築に助言する必要があります。また、知識人の効果的な活用、国外在留ベトナム人知識人の誘致と活用、優秀な成績を上げた知識人の表彰にも力を入れてほしいと思います」

このように語ったチョン氏はまた、ベトナム科学技術連合会はこれからも、活動方式と内容の革新、メンバーの誘致、メンバーに対する育成などを精力的に進めなければならないと述べ、これは民族の知恵のレベルアップを図る知識階級の構築に関する党と国家の主張の実現に役立つとしています。