祖国戦線の活動の指針となった「国民は国の基である」という思想
(VOVWORLD) - チョン書記長は各レベルの祖国戦線の幹部らに対し、自らの任務を全うできるように、絶え間なく心身を鍛え、能力を向上し、国民との関係を緊密化させていくよう要請しました。
(写真:VOV) |
11月26日にハノイで行われた社会批評や社会問題に関する議論・提言などを担当する政治・社会団体であるベトナム祖国戦線の村レベルの委員会委員長を表彰する全国会議の際に、グエン・フー・チョン党書記長は会議に参加する63人の代表者と懇親しました。
この席で、チョン氏は、「『国民は国の基である』という思想を祖国戦線の活動指針にする必要がある」と強調しました。また、チョン書記長は現段階における民族大団結の重要性を再確認しました。
チョン書記長によりますと、世界情勢が複雑かつ急速に推移し、多くの課題が発生しているにもかかわらず、ベトナムは多くの重要な成果を収めています。それらの成果は祖国戦線を含む全党、全軍、全国民の努力によるものであるとしています。
チョン氏は、「民族大団結の維持・強化プロセスにおいて、各レベルの祖国戦線の幹部が重要な役割を果たしている」と強調し、次のように述べました。
(テープ)
「歴史は、団結がわが民族の力を発揮する決定的な要素であることを立証しています。これは『同志と同胞の感情』や、『民族大団結』という精神、独立・自由ほど尊いものはない」という精神です。数千年が経ちましたが、その精神は絶えることなく継承・発揮され、ベトナムの革命事業の戦略的な路線となっています。また、国の建設防衛事業の原動力ともなっています。その精神はベトナム人の自力自強の精神を鼓舞しています」
(写真:VOV) |
チョン書記長によりますと、国のドイモイ(刷新)事業において、祖国戦線は常に、人民政権の政治的基礎としての役割を立派に果たし、国民の権利と正当な利益の保護、民族大団結の力の発揮、社会協調の強化、社会批評・社会問題に関する議論・提言・監視,党の建設事業などに多大な貢献をしています。祖国戦線による成果は国の建設防衛事業に寄与しているとしています。
チョン氏は「国民は国の基である」という思想を強調し、次のように語りました。
(テープ)
「各レベルの祖国戦線委員会と幹部らに対し、今後も、国民の思想と要望を把握し、党と政府に伝えていくよう求めます。また、党の路線、国家の政策と法律に関する宣伝・啓もう・教育活動を促進していく必要があります。同時に、愛国競争運動や、貧困者と社会的弱者の支援運動を拡大し、腐敗防止対策に積極的に参加していくことも重要な任務です」
このように語ったチョン書記長は各レベルの祖国戦線の幹部らに対し、自らの任務を全うできるように、絶え間なく心身を鍛え、能力を向上し、国民との関係を緊密化させていくよう要請しました。