米中関係 朝鮮問題でさらに緊張

(VOVWORLD) - 世界の2大大国であるアメリカと中国は、貿易戦争に陥っているだけでなく、朝鮮問題に関する対立でさらに緊張しているようです。

これは、アメリカのトランプ大統領が、ポンペイオ国務長官による朝鮮民主主義人民共和国訪問を急きょ、延期したことに端を発しています。

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相互批判

アメリカのマスメディアは、トランプ大統領が24日に急きょポンペオ国務長官の訪朝中止を指示したのは、直前に朝鮮からの秘密書簡を受け取り、非核化が十分な成果を上げていないと判断したのが原因だったと報じています。書簡の具体的な内容は不明ですが、複数のアメリカ政府高官の話として「訪朝を取りやめるのに十分なほど好戦的だった」と伝えました。

また、トランプ大統領は、ポンペオ長官の訪朝を延期した他の理由として、「中国に対するアメリカの一層強化された貿易に関する立場のために、中国が以前ほど非核化プロセスを助けていない」という点を挙げました。そして「ポンペオ長官は朝鮮に行きたいと考えているが、中国との貿易関係が解決された後に行く可能性が高い」と明らかにしました。

しかし、米中貿易戦争は短期間では解決が難しい問題です。トランプ大統領は23日、ホワイトハウスで議員らに会い、「私たちは長いこと中国を集中して正しく見てこなかった」として、対中国牽制を強化する意向を明らかにしました。

これを受け、中国外務省は「他国のせいにするな」と反論し、トランプ政権の一貫性のない対応は無責任だと批判しました。

中国の役割

朝鮮半島の核問題は東北アジアだけでなく、世界全体にとっても最も複雑な問題です。

戦略的地政学で見ると、朝鮮半島は中国にとって非常に重要な地位を示しています。朝鮮半島の核問題を解決しないことは、中国の安全保障に大きな影響を与えるでしょう。朝鮮半島の平和と安定は中国の発展に必要な平和環境の維持に密接につながっているのです。そのため、朝鮮半島の核問題について中国がアメリカとの協力を中止したいという証拠はないといえるでしょう。

しかし、米中貿易戦争の影響で、中国は朝鮮半島の核問題についてスタンバイの姿勢をとっている可能性もあると指摘されています。そのため、アメリカと中国が、世界大国としての責任を果たし、貿易戦争と朝鮮半島の核問題を解決するために、互いに譲歩しあうのは世界各国の共通の願望です。

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