製品の多様化と市場の拡大に取り組む繊維縫製企業

(VOVWORLD) -ベトナムの繊維製品の輸出が難航している中、繊維縫製分野で事業活動を行っている企業は製品の多様化、消費市場の拡大に尽力しています。

この3か月間、輸出が低迷していたため、ホーチミン市にある多くの繊維縫製企業は生産能力の60%しか使用していないとのことです。そのため、多くの企業は生産活動と労働者に対する仕事を維持するため、新たな市場の開発、製品の多様化にあらゆる手を尽くしています。

製品の多様化と市場の拡大に取り組む繊維縫製企業 - ảnh 1

ホーチミン市ゴーバッブ地区にあるタイン・ファット有限会社はアメリカ、日本、マレーシアの企業向けにTシャツを作っていました。現在、同社は国内市場の開発に力を入れて、製品の70%は国内市場で販売しています。

一方、タインコン繊維縫製・投資・貿易株式会社は市場の多様化に取り組んだ結果、多くの注文を受けています。現在、同社の製品はアメリカ、欧州各国、日本、韓国に輸出されています。

また、タインコン社は欧州とアメリカ市場の顧客の需要に応えるため、グリーン、かつ持続可能な生産に投資しています。タインコン社の代表取締役のチャン・ヌー・トゥン会長は次のように語りました。

(テープ)

「わが社は顧客の要求に応えて、環境に優しく、グリーンでクリーンな生産を集中的に行っています。これらの指標を満たさなければ今後、新たな注文が受けられないからです」

第10縫製総公社のタン・ドゥク・ベト会長は「現在、ベトナムの繊維縫製企業は市場の開発、生産コストの削減、労働生産性の向上、近代的な機械と設備の導入に力を入れている」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムだけでなく、バングラデシュ、インド、中国など繊維製品の加工と輸出をしている各国はいずれも注文が少ない状況にあります。第10縫製総公社は品質が高く、リードタイムが短い注文を集中的に実施しています」

多くの繊維縫製企業は消費市場の低迷が長期間続くことを予測していることから、今年の繊維製品の輸出総額を目標値である450億ドルを達成するための対策を早期に提出しました。これと同時に、省エネルギーや温室効果ガスの排出量削減を目指す対策を展開しています。


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