「第4次産業革命に対応可能な質の高い若い人材の育成」をテーマとした首相と青年との対話に出席したファム・ミン・チン首相（中央）＝VGP/Nhật Bắc

今回のダイアローグは「第4次産業革命の要求に対応可能な若い人材の育成」をテーマとし、国内各地で積極的に展開中の2023年の「青年月間」の一環で行われました。今年の青年月間は「青年は国家DX事業の先頭に立つ」というスローガンを掲げています。

青年月間とDX事業

2023年の「青年月間」に対応して、東北部クアンニン省のホーチミン共産青年同盟は様々な活動を行っていますが、いずれもDX事業の促進を目指しています。これには、行政手続きのオンライン化、IT導入の強化、キャッシュレス決済の拡大、保健・医療分野のデジタル化などが含まれます。クアンニン省モンカイ市の青年同盟のグエン・テ・ビン書記は次のように明らかにしました。

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「今年の青年月間では、青少年や住民を対象に多くの活動を行っています。例えば、学校でのDXや、生徒・保護者・青年同盟の間の情報交換システムの構築、省内の観光スポットのQRコード作成などです。これは地元住民にとって有益です」

クアンニン省だけでなく、ほかの地方の青年らも2023年の青年月間に対応して、DX事業に積極的参加し、大きく貢献しています。これに関し、ホーチミン共産青年同盟中央委員会のグエン・ミン・チェット書記は次のように明らかにしました。

（テープ）

「青年らがDX事業に幅広くかつ深く参加できるように、多くの活動を定めました。例えば、『Thanh nien Viet Nam』というアプリケーションにより青年運動を展開することです。これを通じて、青年らと青年団体に対し、ITをはじめ先進技術の導入を促進していくよう促します。これは青年の活動に有益だからです。また、公安部門のDXや、住民への情報提供のデジタル化なども進めています。これらの活動は各地方の現状を踏まえたものです」

このように明らかにしたチェット書記によりますと、今年の青年月間では、「スマート公共サービスの実現により市民を支援」と「史跡地区に関する資料・地図・情報・史跡のデジタル化」という2つのプログラムが行われ、全国の青年同盟のメンバー100％が参加するということです。

国家DX事業に先頭に立つ青年

「青年は国家DX事業の先頭に立つ」というスローガンにはホーチミン共産青年同盟だけでなく、ベトナムのハイレベルな指導者も関心を寄せています。青年月間2023の開始式で、ボ・ティ・アイン・スアン国家副主席はホーチミン共産青年同盟に対し、次のように求めました。

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「DXに関する青年の認識向上を目指し、宣伝啓蒙・教育活動を促進する必要があります。また、ベトナム青年らが迅速に第4次産業革命にアプローチするように条件を整備しなければなりません。DXを青年の重要な任務とするよう呼びかけます」

一方、ファム・ミン・チン首相や、ブオン・ディン・フエ国会議長らもDX事業に対する青年らの役割を重視しています。3月21日午前ハノイで行われたホーチミン共産青年同盟中央委員会書記局との会合で、フエ国会議長は今年の「青年月間」のテーマを高く評価しました。

また、2022年12月の全国青年同盟大会で発言に立ったグエン・フー・チョン党書記長の発言を引用し、「青年は、労働、生産、創意工夫をリードし、国家デジタルトランスフォーメーションを実現するとともに、科学技術、イノベーションを基礎にして、デジタル経済開発に励む必要がある」と強調しました。

さらに、フエ国会議長は、「ホーチミン青年同盟はデジタルトランスフォーメーションが進む中、活動の内容、方式を刷新し、青少年の知恵、力を活用する必要がある」と訴えました。