優先課題となった電子政府作り

(VOVWORLD) - 先ごろ、ハノイで、「デジタル政府とデジタル経済」をテーマにした第8回ベトナム情報通信技術サミットいわゆるICTサミットが開催されました。サミットで発言に立ったグェン・スアン・フック首相は、「サミットで討議される内容は、2018~2020年期の電子政府作りに関わっている」と強調しました。

実際、第4次産業革命はベトナムに対し、あらゆる分野においてチャンスと試練をもたらしています。従って、インダストリー4・0におけるデジタル経済や、デジタル社会、電子政府を発展させるために、デジタルインフラ整備は優先課題となっています。

その中、電子行政の推進は、行政サービスや、人々の情報へのアプローチの利便性の向上に寄与します。こうした中、ベトナムの電子政府作りの展開を目指して、18日、ハノイで、第8回ICTサミットが開催されました。席上、フック首相は、「電子政府作りが従来の関心事であるため、国際社会への参入を目指し、すぐ着手しなければならない」と訴えました。

また、フック首相は各省庁や関連機関に対し、「デジタル経済の変化に適応するために認識と行動を刷新する必要がある」と強調しました。首相は、「各省庁地方や、関連機関は5つの任務を果たさなければならない」と指摘しています。

それらは、情報技術への体制完備を継続し情報安全保障を確保することや、インダストリー4.0に関わる質の高い人材育成とその労働条件の準備を進めること、技術的土台とソリューションを開発すること、短中期的な目標を設定・実施すること、電子政府に関する宣伝・教育の効果を向上させることとなっています。

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