作曲家ドック・フイ

ご機嫌いかがですか、皆さん。タオです。

ハノイはここ数日、新緑霧雨の日が続き、街路樹がもっとも美しい季節です。この頃は、春の終わりでありながら、初夏の陽射しを受ける日も近いのか、心が躍る４月となりました。今、世界各国で新型コロナウィルス感染が拡大していますが、毎日、どこでもみんながこの闘いへ対応するために頑張っていますね。新型コロナで不自由な生活ですが、元気で乗り越えましょう。

さて、今日の音楽散歩道に、ベトナムの作曲家ドック・フイをご紹介します。

作曲家ドック・フイは1947年首都ハノイから40キロぐらいのソンティ省で生まれました。1954年、彼は家族と一緒に南部サイゴンに移住しました。学生時代に、彼はサイゴンで人気のあるボイバンドに参加したことがあります。1975年、アメリカに亡命しました。1985年、音楽事業をデビューし、アメリカ在留ベトナム人コミュニティのミュージックセンターでよく出演したこともあります。現在、ドック・フイさんは、ベトナムに永住して音楽コンテストの審査官として参加しています。

それでは、今日のこの時間は、そんなドック・フイの曲をお楽しみいただきましょう。

では始めに、「再び心が幸せになっている」(Va Con Tim Da Vui Tro Lai)をどうぞ

「私がゆくべき道を探して迷っている

パーティーが終った後、 一人で歩いた

一人で家に戻って、何度も涙を流した

暗い夜を消えるために太陽の中で愛を待っている私

私の魂を新たな自分に変えたいから

そして今、再び心が幸せになっている」

お聞きいただいた曲は、「再び心が幸せになっている」でした。

続いて、「君を愛している」(Va Toi Cung Yeu Em)をお送りします。

「面白い本を読むのが好き

早朝の鳥のさえずりが好き

そして、人けのないビーチが好き

朝のコーヒーが好き

黄色い葉に覆われた落葉の道が好き

街で会ったお年寄りの姿が好き

そして大切なのは、君をもいつも愛しているから」

お聞きいただいた曲は、「君を愛している」でした。

では、おしまいに「愛し合ったようだ」 （Nhu Da Dau Yeu）をどうぞ。

「僕の目の中に、君はすべてだ

僕の喜び、幸せでありながら僕の痛みのこと

だが、今、僕は夢の空を忘れるために頑張る

私たちが一緒にいた夢の空だ

私たちは愛し合ったようなところだ」

お聴きいただいた曲は「愛し合ったようだ」でした。

いかがでしたか、皆さん、今日は作曲家ドック・フイの曲をお届けしました。それでは今日の音楽散歩道はこれで終わります。来週、またお会いしましょう。