ご機嫌いかがですか、皆さん。タオです。

ベトナム北部ではこの季節は、蓮の花が咲く季節です。早朝からハノイ郊外の蓮池中で写真を撮る女性たちの姿をよく見かけます。皆さんのお住まいの町はいかがでしょうか？

ベトナムの北西部といえば、美しい棚田を思い出すことでしょう。北西部に一度でも足を運んだことがある人ならば、この地の棚田の美しさを忘れることはできないと思います。北西部の住民の大多数は少数民族ですから、今も昔ながらの暮らしを営んでいます。昔から、この地方に住んでいる人々は耕作地が少ないため、長い年月をかけて何百段もある見事な棚田を作り上げてきました。北西部の人々が親しみある清々しい性格を持つのは、北西部地帯を訪れる人々に深い印象を残しました。そんな北西部地帯の美しい自然風景や地元の人々の特徴な性格からのインスピレーションを元に、多くの有名な曲が作曲されています。

それでは、今日のこの時間は、そんな北西部の特徴な曲をお楽しみいただきましょう。

では、始めにTung Duongが歌う「ピェウという頭巾」（Chiec khan Pieu）をお届けます。

「森に、女の子がピェウという頭巾をつけているよ」

と鳥たちがささやく。

その頭巾には桃色の刺繍がある

風よ、その頭巾をここまで運んでちょうだい

風に伝えたけれど風は、答えてくれない」

お聴きいただいた曲は「ピェウという頭巾」です。

次に、「西北部への道（Duong Len TayBac）」をお送りします。

「西北部への道は遠いけど、美しい高床式の家が見られる

民兵らの歌声が森の中に楽しく響いている

住民や兵士ら多くの困難があっても、楽観的に生きている

敵を戦うために美しい故郷を守るから」

お聴きいただいた曲は「西北部への道」です。

おしまいに、「西北部の愛の歌」（TinhCaTayBac）をどうぞ

「僕は緑の森であり、君は深い泉だ

僕は森の木を使って、川を渡って橋をかけた

春の日差しが森に寄せる時、森は全て君の影を映す

水の流れがスムーズに流れ、

まるで息の森に耳を傾けられるようだ」

お聴きいただいた曲は「西北部の愛の歌」です。

いかがでしたか、皆さん、今日はベトナム北西部の特徴な曲をお届けしました。それでは今日の音楽散歩道はこれで終わります。それでは、また来週、お会しましょう。