(VOVWORLD) -暑さも3ヶ月目に入り、もう慣れました。ここのところのハノイ天気は、日中は暑いですが、早朝は涼しくて、過ごしやすい季節になりました。
有名なベテラン歌手ハー・ティ・カウさん |
こんにちは、ご機嫌いかがですか、皆さん。
タオです。
暑さも3ヶ月目に入り、もう慣れました。ここのところのハノイ天気は、日中は暑いですが、早朝は涼しくて、過ごしやすい季節になりました。夜に、通りを歩くと、甘くてよい香りがするんです。それは、ハノイのジャスミンがあちこちで咲き始めたからですよ。みなさんのお住まいの街はいかがでしょうか?
今日のこの時間はベトナム北部の民謡ハットサムを紹介しましょう。
「ハットサム」というのはベトナム北部独特の節回しの民謡で、封建時代に貧しい歌い手が都会の市場や辻でこれを歌い、門付けで暮らしていました。元々は、目の不自由な人がこの民謡を街中で歌い、生計を立てていました。市場や街頭などで、いわゆる路よのパフォーマンスをしてお金をもらうことで暮らしていました。人生の不運や悲しみ、苦しみを歌ったり、また英雄を讃えたりする内容などがあります。悪を非難する歌詞などもありますよ。北部のニンビン省はユネスコ国連教育科学文化機関に対して、緊急に保護する必要のある無形文化遺産として認定するよう、申請書を作成しています。
では、今日の音楽散歩道では、そんなベトナム民謡「ハットサム(Hat xam)」の第1人者として有名なベテラン歌手ハー・ティ・カウ(Ha Thi Cau)さんの歌声でハットサムをお聞きいただきましょう。
初めに、「浮き草と水滴」(Giot Nuoc Canh Beo)をお送りします。
お聴きいただいた曲は、「浮き草と水滴」でした。
次に、「逆のこと」(Nguoc Doi)をどうぞ
お聴きいただいた曲は「逆のこと」でした。
ではおしまいに、「古都フエのハットサム」(Xam Hue Tinh)をどうぞ
お聴きいただいた曲は「古都フエのハットサム」でした。
いかがでしたか、みなさん。今回は、ベトナム北部の民謡ハットサムをお届けしました。今日の音楽散歩道はこれで終わります。来週、またお会いしましょう。