(VOVWORLD) -ゴンディン集落の籐・竹細工の手工芸はおよそ90年の歴史を誇っています。
この数年間、南部チャビン省チャクー県ダイアン村ゴンディン集落の籐・竹細工製品は、複数の地方で消費され、観光客から愛用されています。ゴンディン集落の籐・竹細工の手工芸はおよそ90年の歴史を誇っています。2000年初頭、籐・竹細工製品はほとんど需要がなかったため、多くの職工はこの仕事を辞めました。この伝統手工芸を維持するために、籐・竹細工工場のオーナーであるジエップ・ティ・チャンさんは、市場の動向と観光客のニーズを把握し、創意工夫を凝らして、従来の籐・竹細工製品のデザインや形を革新することにしました。そのお陰で、ゴンディン集落の籐・竹細工は徐々に発展するようになりました。
写真提供:「Trà Vinh」紙 |
チャンさんの話をお聞きください。
(テープ)
「我が工場は2007年に設立されました。当時、チャビン省商工局の指導を受けて、私たちは、観光客向けのお土産として、花かご、魚籠、爪楊枝の容器、花瓶、酒瓶、鳥の巣など12個からなる小型の籐・竹細工製品のセットを作り始めました。現在は、これらの手工芸品は地元だけでなく、ほかの地方へと運ばれ、売れ行きは好調ですよ。以前は、大型の製品しか作らなかったので、原料が沢山必要でしたが、収益はとても低かったです」
2019年に、チャンさんの籐・竹細工工場が作った農村での生活用のミニチュア籐・竹細工製品はチャビン省人民委員会から3つ星レベルのOCOP=一村・一品の製品として認められました。現在、この工場は1カ月平均12000セットを作っているようです。
工場の職員の一人は次のように語っています。
(テープ)
「これらの籐・竹細工製品は装飾品として愛用されています。私は、一日20個の花かごを作っています。かなり安定した収入を得ていますよ」
チャンさんの籐・竹細工工場は、多くの住民、特に女性たちに安定した仕事を与えています。女性たちは、遠い所へ出稼ぎに行く必要がなくなり、家庭の仕事、農作業をしながら、竹細工をしています。
別の職員は次のように語っています。
(テープ)
「私は一日平均50個を作っています。家事を終えて、時間がある時に竹細工をします」
チャンさんは竹製の美術手工芸品の安定した消費先を確保しており、製品の注文も増えています。そこで、チャンさんは、現地の伝統的職業の開発に貢献するために、籐・竹細工協同組合を成立し生産規模を拡大するとしています。