独立宮殿に進む人民軍の戦車
24日に発行されたベトナムの有力新聞はいずれも、中央軍事委員会委員長を務めているグェン・フー・チョン書記長の「抗米救国闘争の勝利はベトナム軍事路線と軍事的芸術性の勝利である」というタイトルの記事を掲載しました。今日のこの時間はチョン書記長のこの記事の内容についてまとめてお伝えします。
記事の中で、チョン書記長は「1975年の総攻撃はベトナムの抗米救国闘争を終結させ、ベトナム民族の歴史転換点を作り出し、独立、統一、社会主義へ進むという新たな紀元を切り開いた。抗米救国闘争の勝利は革命英雄主義の力の表れであると共に、ベトナムの知恵と本領を示す。これは世界的にも重要な意義がある出来事である」と伝えました。
抗米救国闘争の勝利を左右するのはベトナム共産党の正しい指導である
チョン書記長によりますと、1954年から1975年まで行われたベトナムの抗米救国闘争は民族、民主人民革命の続きです。ベトナムが南北に分裂させられた状況を前にして、ベトナム共産党は国内外の情勢、敵軍とベトナムの力の比較、マルクスレーニン主義の思想を基礎に、独立、自主、創造的な抗戦路線を打ち出しました。1954年から1975年までの期間におけるベトナム革命の最も大きな特徴はベトナム共産党が独立、自主という路線を実施して、南部で民族・民主人民革命を行うと共に、北部で社会主義建設を行ったということです。これは南北を統一させ、ベトナム全土で社会主義制度を建設することを目的としました。ベトナム共産党は北部で行われた社会主義革命は全国の革命事業に最も大きな役割を担う一方、南部の革命は南部完全解放で直接的な役割を担うとしました。これは過去に前例のない独特なことで、ベトナム共産党の大きな成功です。
ベトナム独特な軍事技術を導入と共に、世界各国の支援と協力を活かす
チョン書記長はかつての抗米救国闘争で、ベトナム共産党の指導の下、ベトナムの軍事芸術と人民戦争は頂点に達しました。ベトナムの人民戦争独特な技術により、ベトナムは一歩一歩勝利を収め、ひいては、1974年の総攻撃で最終の勝利を収め、南北統一を実現しました。ベトナム共産党は政治的活動を重視し、物心両面における国内のすべての力を集めると共に、中国や旧ソ連など社会主義共和国を始め、世界各国の支持を生かしました。これは抗米救国闘争の勝利に貢献する重要な要素です。
祖国建設防衛事業における指導能力の向上
記事の終わりに、チョン書記長は次のように書きました。ベトナムが南部完全解放祖国統一40周年を記念するのは共産党の第12回大会に向けて、各レベルの党大会が開催されている時期と重なります。これはベトナム共産党が党の指導力、および、戦闘力を向上させ、ドイモイ路線を完備し、国の建設防衛事業に成功を収めるため、党の知恵を生かすチャンスとなっています。抗米救国闘争における党の指導に関する教訓は今後も継承、発揮される必要があります。これは民族独立と社会主義建設の両立、マルクスレーニン主義の創造的活用、労働者階級の本領を確立させるということです。これを基に、正しい政策を打ち出し、指導方法を刷新し、祖国建設防衛事業の成功を図ります。