4月30日、多くの国の有力紙は、ベトナムの南部解放・祖国統一40周年記念式典に関する記事や、論評などを掲載しました。

南部解放・祖国統一40終焉を記念するパレード

ラオスの各新聞は、1975年春のベトナムの大勝利の意義と価値、及び、ベトナムの経済社会発展事業の成果などを紹介する記事を掲載し、その中で、ベトナムとの特別な関係をさらに発展させていきたいというラオスの党と政府、国民の意向を強調しました。

一方、中国の新華社通信はホーチミン市で行われた記念式典で演説したグエン・タン・ズン首相の言葉を引用し、「1975年4月30日はベトナムに新しい発展段階を切り開いた」と伝えました。

また、日本の共同通信もこの出来事に関する記事を掲載し、その中で、｢ズン首相はベトナムの若い世代に対し、先輩のよき伝統を発揮し、国の発展事業に寄与していくよう呼びかけた｣と報じました。

アメリカのAP通信も記事を掲載し、その中で、｢アメリカ兵がベトナムで引き起こしたものを恥じている｣というアメリカのベトナム戦争帰還兵の言葉を引用しました。

さらに、フランスのAFP通信は枯葉剤問題を取り上げ、｢多くのベトナム人はアメリカ軍が戦争中にベトナムに散布した枯葉剤による被害を受けた｣と報じています。この記事は「アメリカのオシウスベトナム大使は“アメリカ人は過去のことを忘れないが、未来に志向し、その過去をもとに将来を築く”と述べた」と伝えました。