(VOVWORLD) -北部山間部カオバン省ハークアン県は、冷水魚養殖の開発を行うのに、谷川などの有利な自然条件に恵まれています。近年、幾つかの農家は、チョウザメの養殖に着手し、一定の成功を収めてきました。
チョウザメ |
チュオンハ村に住むダム・ティ・タオさん一家は、現地におけるチョウザメの試験養殖を行った家庭です。谷川の水が一年中流れたことにより、魚の養殖は順調になっています。
タオさんは次のように語っています。
(テープ)
「チョウザメはほかの魚とほぼ同じ技術で養殖されます。しかし、常時養殖場を清掃しなければなりません。魚が2キロ以上に達すると、魚を出荷します」
チョウザメの養殖者によりますと、毎日3回魚に餌を与えると同時に、食べ切れる量を見極めた上で、餌の量を調整するとのことです。
チュオンハ村に住むチョウザメ養殖業者は次のように語っています。
(テープ)
「チョウザメの養殖に適しているのは温度の低い環境です。そこで、日除けのため、遮光ネットを張ります。暑い時には、魚は病気に罹りやすく、エサを食べなくなります」
チョウザメの養殖場 |
カオバン省におけるチョウザメの養殖は、経済的に高い価値をもたらしたことで、農業経済開発、雇用創出、および住民の生活改善に貢献しています。
チョオンハ村人民委員会のチエウ・バン・トアン委員長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「行政当局は、常に、住民たちに水資源と天候などのメリットを活用した上で、チョウザメの養殖を行うよう奨励しています。同時に、チョウザメの養殖と観光開発を両立して行う住民への支援政策を講じています」
さらに、地元の行政当局は、チョウザメの質向上、チョウザメ養殖の持続可能な開発を目指して、チョウザメの養殖者に養殖技術の訓練を頻繁に行っています。