グリーン開発に励むベトナムの企業

(VOVWORLD) -現在、グリーン開発は必須の傾向となっています。ベトナムの多くの企業は、社会的責任、持続可能なグリーン成長の開発に向かって進んでいます。
グリーン開発に励むベトナムの企業 - ảnh 1ビナミルクグリーンファーム(Vietnam+撮影)

約50年前に設立されたベトナムの大手乳製品製造会社ビナミルクは、国内外の消費にその名が浸透しています。同社は、製品の品質に配慮する傍ら、グリーン開発にも注力しています。この会社は、適正農業規範の国際基準に沿ってビナミルクグリーンファーム(Vinamilk Green Farm)を建設しました。この農場は、化学肥料や農薬を使用せずに、有機農法と循環型農業を導入しています。

ビナミルク社の代表グエン・コック・カインさんは次のように明らかにしました。

(テープ)

「当社のグリーンファームは、循環型農業、および太陽光エネルギーを活用して、メタンガスと農場から出るにおいを最小限しています。同時に、私たちは、コミュニティの持続可能な開発に関する様々な活動を行っていますよ」

ビナミルク社と同様に、多くの企業は、従来の生産方法を「グリーン開発」の方向に主体的に転換し、成功しています。例として、ベトナム紡績縫製グループ「VINATEX」は、天然由来の再生繊維の生産のほかに、原料生産工場に太陽光発電を導入しているということです。

一方、輸出繊維製品生産株式会社「Phong Phu」社のグエン・ティ・リエン副総裁は、生産工程を主体的に転換し、電力、水の使用量、排気ガス、排水などを厳格に管理することで、顧客の信頼が得られる一方、競争力のある製品を生産することができると明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「企業は時代のニーズに対応できなければ、受注できません。そこで、当社は、様々な措置を講じ、生産を維持し、さらに雇用を増やしました」

グリーン開発に励むベトナムの企業 - ảnh 2ビン副会長

様々な機関が、企業の責任ある持続可能な経営生産に便宜を図っています。ベトナム商工連盟のグエン・クアン・ビン副会長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「過去10年間、ベトナム商工連盟は関連省庁と連携して、企業との意見交換会、対話などを頻繁に行い、企業の意見や提案を集約したり、責任ある持続可能な経営モデルを紹介してきました」

グリーン開発は企業にとって持続可能な開発に向けた重要な要素であり、ベトナムの企業は、競争力の向上、消費者や環境の保護、グローバル・バリューチェーン に参入できるように努力しています。

ご感想

他の情報