セリ料の当帰が順調に成長している=baokontum.com.vn

コンプロン県中心地にあるサイゴン薬草保存・開発研究所が2018年初に発足されました。薬草の保存と開発を目指す為に、同研究所は貴重な薬草の種子保存センターを設立しました。

サイゴン薬草保存・開発研究所の代表ド・ホアン・ハイ氏は「研究所の目標の一つは、薬草遺伝子を保存しながら、栽培業者に提供する為に、細胞バンクと種子バンクを成立することである。」と明らかにし、次のように語っています。

(テープ)

「私たちは、国内にある国立公園で採取した貴重な薬草遺伝子を保存、開発する場所として、テイグェン地方を選んだのです。この地方にある農場や農民にそれらの薬草を提供する目的です。そして、薬草の栽培業者から全ての製品を買い入れます。」

一方、コンプロン県の行政当局は、600ヘクタールに及ぶ森林面積で薬草を持続的に保存、開発すると同時に、薬草の栽培業者への具体的な支援措置を講じています。

同県の農業奨励・農林業サービスセンターの技術担当者の話です。

(テープ)

「私たちは、現地の農民たちに、ヒカゲツルニンジン 、セリ料の当帰、オーキッドなどの種子を提供しました。そして、それぞれの薬草の種類によって、栽培し方や、手入れ仕方などを具体的に指導しましたよ。」

オーキッドのの苗木

そのお陰で、コンプロン県の住民は、数十ヘクタールの面積に及ぶ薬草の栽培を行ってきました。同県人民委員会委員長は「今年中にも、引き続き、薬草の発展のために、企業や住民を支援してゆく。」と明らかにしました。

(テープ)

「行政当局は、薬草の栽培と拡大を目指す為に、企業や農民に対し投資手続きや減免税などについて優遇政策を適用しています。その一方で、各企業の投資を誘致する為に、インフラ整備を行っています。」

コントゥム省における重点の薬草栽培地区になるという目標を達成する為に、コンプロン県の行政当局は、大規模な薬草畑を作り上げると共に、薬草の商標作りを行っています。