ランチャン生産協同組合の製品

北部山岳地帯ハーザン(Ha Giang)省ドンバン(DongVan)県サフィン村のランチャン生産協同組合は2017年11月に設立しましたが、式な活動開始は2018年3月でした。この生産協同組合は、20人の会員を抱え、刺繍、繊維、主に麻布染めを行っています。

これまでに、生産協同組合の製品は、国内市場の大きなシェアを占め、外国にも輸出されており、多くの現地住民に安定した仕事を与えています。

ランチャン生産協同組合は、生産工場、製品紹介所、布染め工場の3箇所を所有しています。

生産協同組合の生産工場担当者のバン・ティ・カウさんは次のように語りました。

(テープ)

「私たちは、日本や、オランダ、ドイツ、アメリカなどからの注文をも受けましたよ。多くの雇用者は、ここで働くようになってから、貧困状態から脱出することができました。」

ランチャン生産協同組合のメンバーたちは、麻布の品質向上や、デザインの多様化を図るために、常に、研究したり、先進技術の導入をしています。生産協同組合の労働者の一人は次のように語りました。

(テープ)

「サフィン村落には、主に少数民族モン族の家庭50世帯が住んでいます。私は、この生産協同組合で働いてから、約2年間経ちました。私は、枕カバー、バッグ、シャツ、ザボン、カーテン、マフラーを縫うという仕事をしています。」

一方、ランチャン生産協同組合の社長であるスン・ティ・シーさんは次のように明らかにしました。

(テープ)

「ドンバン県の土壌は麻の栽培に適しています。麻布は、植物の染料で染められますから。この布地は手織りなので丈夫で、外国人消費者に好まれていますよ。」

ランチャン生産協同組合は、現地住民の仕事斡旋に大きく貢献し、モン族の女性にとって確実な頼りの存在です。このモデルは、現地の貧困解消事業に貢献する為、拡大されるはずです。