タイ族の伝統的舞踊＝maichautrip.com

北部山間部ホアビン(HoaBinh)省マイチャウ(MaiChau)県カムソエ(KhamXoe)村ブオック(Buoc)村落は、少数民族タイ族の居住地です。この村落は、手付かずで叙情的な美しい自然風景に恵まれていることから、2007年に、エコツアーが楽しめる観光地として活躍しました。それ以来、毎年、数多くの国内外の観光客を誘致しています。

ブオック村落は、美しい自然風景の中心にあり、その周りの山の麓に棚田が広がっています。特に、この村落は、昔からタイ族が住んでいた多くの古い高床式の家が保たれています。現地住民の話です。

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「13世紀末、14世紀初頭に、ブオックという名前を持つ人が、この地にやってきて、生活をした最初の人でした。後に、現地住民は、村落の創立者の恩を思うために、その方の名前を村落に名づけ、創立者を祀る祠を建立しました。」

以前、ブオック村落は、谷川の傍にあるので、毎年、洪水シーズンがやって来ると、洪水による深刻な被害を受けました。ここ数年前に、村人たちは、村落を従来の場所から新しい所に移転させました。そこで、村落の周りは、今なお手付かず自然風景を保っており、コミュニティベースドツーリズムの発達場所として、幅広く知られるようになっています。首都ハノイから来た観光客の話です。

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「この村落の自然風景はとても美しいです。特に、ニョッキリとそそり立っている山や、青々とした稲の棚田などは印象深いですね。こうした美しい自然風景は、どこへ行っても見られないでしょう。また、ここに住むタイ族の生活や伝統習慣、文化なども魅力的です。」

現在、ブオック村落には、15箇所の宿泊施設がホームステイサービスを行っています。この地を訪れる観光客は、水田の耕作や、手織りなどが体験できる他、タイ族の飲食文化や伝統的祭り、文芸公演などを楽しむことが出来ます。

マイチャウ県文化担当者は次のように語っています。

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「こうした体験ツアーは、地元の伝統的文化を保つと同時に、国内外の観光客にマイチャウ県に住むタイ族や、幾つかの少数民族の風俗習慣などを紹介する意義深いですね。」

この数年間、ブオック村落は、自らの強みを活用した上で、観光客向けの様々なサービスを提供しています。