(VOVWORLD) -ティエウホア県は、チュ川とマー川の中央にあり、肥沃な土地に恵まれています。この辺一帯は、桑を初めとする野菜一般の栽培に適しています。
ベトナムにおける養蚕業は数百年の歴史があり、多くの農村部に盛んに行われています。北中部タンホア省ティエウホア県の養蚕業は最近、先進技術を導入したおかげで、現地住民の生活が大きく改善されるように
なりました。
ティエウホア県は、チュ川とマー川の中央にあり、肥沃な土地に恵まれています。この辺一帯は、桑を初めとする野菜一般の栽培に適しています。
現在、ティエウホア県には、養蚕業に従事する約1000世帯もあります。養蚕業は、繊維紡績産業に絹糸を提供するだけでなく、医薬品・食品生産業、製紙業、肥料産業などにも役立っています。そこで、この職業は、経済的高い価値をもたらし、貧困解消にも寄与するわけです。ティエウホア県行政当局は、養蚕業の維持と発展の為に、桑畑の拡大や、養蚕業村の企画などを行ってきました。
行政当局の代表者の話です。
(テープ)
「私たちは、約3万平方メートルに及ぶ大規模な養蚕工場を建てました。この工場は、居住地を離れているので、環境衛生が確保されています。また、現地近隣住民の雇用創出にも寄与しています。」
一方、養蚕の従事者の一人である、ズンさんは、次のように語っています。
(テープ)
「この数年間、新種の桑を栽培しているお陰で、収穫量は前回と比べ3倍増加しました。現在では、1ヶ月に、約800~900キロの桑の葉を収穫できるようになりましたよ。」
このように語ったズンさんによりますと、桑の栽培、手入れ、収穫過程に先進技術を導入した結果、桑の収穫量は年々増加しています。
地方行政府の積極的な支援を受けて、これまでに、ティエウホア県における伝統的な養蚕業は安定的に発展し、現地住民の生活改善に寄与しています。