チャム族の陶器製品

南部に住むチャム族のコミュニティは、陶器生産と手織りの有名な伝統手工職業を誇っています。中でも、ニントアン省のバウチュック陶器村、ビントアン省のビンドク陶器村、ニントアン省のミーギエップ手織り村、アンザン省のタンチヤウ絹織村などは数百年の歴史を持ち、世界的にも知られています。ホーチミン市・ベトナム職業村協会の代表の話です。

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「チャム族の職業村は自らの民族文化の独自性を維持する一方、市場の傾向に応えるように取り組んでいます。手工業とは言っても、全ての生産工程が手作業というわけではありません、機械を利用する工程もあります。それぞれ地方の伝統的製品や文化の独自性を維持するために、国家は手工製品の生産業者向けの補助政策を実現する必要があると思います。」

しかしなから、チャム族の手工業村は、主に小規模で生産を行ったため、製品のマーケティングは専門性が低く、品質も高くなく、製品のデザインも多様化されていないという現状です。こうした状態を前に、チャム族の幾つかの職業村は、生産業者の連結作り、競争力向上を目指して、生産協同組合、大規模な生産工場を設立してきました。

チャム族文化研究者の話です。

(テープ)

「チャム族の手織りと陶器生産職業の伝統的職業村の保存をその民族の長期的な文化と結び付けて実現する必要があると思います。直ちに、保存方法を見出し、保存作業を早めに行わなければなりません。」

チャム族の伝統職業村の保存と発展に向けて、職業村への観光ツアーを開発する必要があるとの意見がありました。ニントアン省文化スポーツ観光局副局長の話です。

(テープ)

「私たちは、常に、ウェブサイトを通して、職業村をＰＲしています。同時に、地元の観光会社に職業村への見学ツアーの開設を働き掛けています。その一方で、職業村は、観光客向けの観光商品を作ったり、文芸公演を行うことなどについて考える必要があります。」

一方、他の重要な方策は、伝統的職業の教育方法を刷新することだそうです。この間、中央各機関や各地方は、インフラ整備、資金調達、伝統職業の育成、製品のPRなどに巨額を拠出してきました。こうしたことで、チャム族の伝統的手工職業は持続的に維持、発展することでしょう。