(VOVWORLD) -中部高原地帯テイグエン地方の農民と輸出企業は、安全かつ高品質な果樹園の開発で連携しています。こうした方法は、農民と輸出企業に利益をもたらし、持続可能な農業開発を推進しています。
現在、ラムドン省には約1万ヘクタールのドリアン農園があります。ドリアンは価値の高い農産物の一つとされています。バオラム県ロックアン村のロントウイ貿易生産有限会社のボ・ヒュウ・ロン会長によりますと、すべてのドリアン栽培地域に、登録生産園地番号(PUC)が表示されたお陰で、公式ルートにより大量のドリアンを輸出することが出来るようになり、栽培業者と輸出企業に大きな利益がもたらされているとしています。
ロン会長は次のように語りました。
(テープ)
「ドリアン栽培地域には、VietGAPベトナム安全農産物生産基準が導入され、登録生産園地番号が発給されています。我が社がドリアンの輸出許可を受けるならば、これらの栽培地域の6000トンのドリアンを買い付けるつもりです」
一方、ダクノン省は、農民と企業との連携でドリアン、パッションフルーツ、マンゴー、アボカドの各種果物の栽培を推進しています。ザギア市ダクニア村にあるギエップスアン輸出入貿易有限会社のブイ・フ・トン社長は、次のように語っています。
(テープ)
「市場の需要に応えて、当社は公式ルートで果物を輸出しています。輸出向けの農産物には、登録生産園地番号、登録選果梱包施設番号が表示されなければなりません」
ダクノン省農業農村開発局のグエン・ティ・ティン副局長によりますと、これまでに、植物保護局は、ダクノン省に38の登録生産園地番号、および登録選果梱包施設番号を付与しました。登録生産園地番号の付与基準を満たすためには、農法の革新、品質管理、特に病害虫の管理が必要です。
登録生産園地番号が付与されたお陰で、いくつかの果物は高い価格で販売され、公式ルートで大量に輸出されるようになっています。登録生産園地番号が表示される果樹園は、高品質の農産物を生産し、農民と輸出企業に高い利益をもたらしています。