(VOVWORLD) -先ごろ、ハノイ郊外のホアイドゥック(Hoài Đức)県は、新農村作りの基準を満たした第4番目の県となっています。同県は、現在、首都ハノイの新たな都市部を目指しています。
ハノイ市の中心地から西へ約16キロメートル離れた所にあるホアイドゥック県は稲作、果樹の栽培と伝統的製品の生産というメリットに恵まれています。新農村作り運動を効果的に実現するために、人民委員会は各村に「全ての村人が新農村作りに力を注ぐ」という競争運動の参加を要請しました。現地住民にとって、新農村は、地元の刷新と発展の原動力の存在のようです。
現地住民の話です。
(テープ)
「新農村作り運動が実現されてから、整備された道路や照明システムが設置され、生活浄水も十分に提供されるようになっています。そして、学校も立派に建設されてきました。新農村作り運動は本当に効果的なものでしたね。」
これまでに、ホアイドゥック県にある全ての村や町では、国家基準の医療施設、が整備され、全ての村落には共同体の文化会館があります。特に、県内には、リュウガンや、ザボン、オレンジなど経済的価値をもたらす果樹栽培地区、そして、農産物加工職業村などが北部の各地で広く知られるようになりました。
ティエンレ農業協同生産組合副会長の話です。
(テープ)
「国家は、灌漑システムの近代化に巨額を投資してくれました。また、県の農業奨励センターは、私たちに果樹栽培への先進的技術の移転を指導しました。我が生産組合は生産だけでなく、加工、流通・販売まで手がけることで付加価値を高め、農民の所得増加、農村の活性化に寄与しています。」
ホアイドゥック県は、早期にハノイ市の衛星都市になるという目標を掲げています。ホアイドック県党委員会委員長の話です。
(テープ)
「ホアイドゥック県は新農村作りを都市開発と結び付けて実現します。つまり、農業生産モデルを拡大する傍ら、貿易センターやスーパーマーケットの建設、工業・手工業の発展を奨励し、インフラ整備へのあらゆる投資を活用するということです。ホアイドック県は2020年までに、首都ハノイの一つの区になるために取り組んでいます。」
この数年間、ホアイドゥック県の経済成長スピードは増加しています。2017年の経済成長率は11%に達しています。経済構造は工業、貿易、サービス業へとシフトしつつあります。こうした成長スピードを維持すれば、ホアイドゥック県は早期に目標を達成できるはずです。