(VOVWORLD) -南部バリアブンタウ省（Ba Ria Vung Tau）は、水産物養殖を発展させるための多くの有利な条件に恵まれた地方の一つです。これまでに、ハイテク技術を導入した複数の水産物養殖場は、経済的高い価値をもたらしてきました。これは、今後の農業部門の発展方向となります。
バリアブンタウ省には、およそ6300ヘクタールの水産物養殖場があります。水産物養殖を持続的に発展させるためには、同省の農業農村開発局は、農家の人たちに、科学技術の主体的導入を奨励しています。同時に、水産物の研究所を建設しました。
ロンソン村在住のグエン・ズイ・ハイさんは、「この3年間、ノルウェーの技術を適用して、各種海水魚を飼ったため、漁獲量は従来の飼育技術と比べ約20％増となっている」と明らかにしました。
一方、省内にある多くの企業や、協同生産組合、省民らは、ハイテク技術の導入によるエビの養殖を行っています。エビ養殖者の一人は次のように語っています。
（テープ）
「現在、我が家は、先端技術を導入して、エビ養殖を行っています。環境保全にもやさしい養殖方法です。従来の方法と比べコストは高くつくけれども、生産性が高いので、早く資金を回収ができますよ。」
水産物養殖に先進技術を導入することは前向きな兆しを見せ始めました。これは、気候変動に対応すると共に、生産性を高めることから潜在力のある新たな方向となっています。農業部門は、今後も、こうした方法を拡大する方針です。
バリアブンタウ省農業農村開発局のチャン・バン・クオン局長は次のように語りました。
（テープ）
「現在、バリアブンタウ省には、水産物の養殖を行うための幾つかの海域があります。例えば、コンダオ島は大きな潜在力があるもののいまだ企画されていません。次は、ビンチヤウからブンタウに至るまでの沿海地域です。当面、農業農村部門は、試験的な養殖を行います。そして、潜在力のある企業を選択し、場所を調査し、実際の投資と生産を計算して、潜在的な水産物養殖地域を確立、発展させることになります。」
さらに、バリアブンタウ省は、現地住民に対し、養殖魚種と養殖方式の多様化などを奨励しています。バリアブンタウ省水産物養殖室のグエン・ヒュウ・ティ室長は次のように語っています。
（テープ）
「バリアブンタウ省における水産物養殖の開発は、共通の方向です。同省は、水産物養殖の開発を図るため幾つかの文書を発布しました。これに基づき、水産物の養殖は、ハイテク技術を導入することで発展されます。その次に、水産物加工を行う計画ですよ。」
バリアブンタウ省における水産物の養殖は持続可能な開発の方向としてみなされています。これは、バリアブンタウ省での経済発展、農業の近代化に向けた原動力の存在です。