(VOVWORLD) -南部ベンチェ省はヤシの木の産地として広く知られている地方です。この数年間、現地の行政当局と住民が、新農村作り運動を積極的に実現した結果、この地の農村部はすっかり変化してきました。
ヤシの傍ら、ザボンの栽培も現地住民の生活改善に寄与する |
これまでに、ベンチェ省全体の147村の中に21の村が新農村として認定されています。新農村作り運動に先駆けたのは同省の各レベル復員軍人協会です。チヤウタン県ソンホア村復員軍人協会会長の話です。
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「チヤウタン県行政当局の指導を受けてから、ソンホア村復員軍人協会は、様々な具体的行動で新農村作り運動に応えてきました。例えば、道路の拡張、コンクリート化させるために、会員たちは道の建設予定地を自発的に提供しただけでなく、お金も寄付しました。その上、さらに道路の建設作業にも直参加したんですよ。」
新農村作り運動を実現する前に、ベンチェ省では、多くの木製の橋や道路老巧化したことや、家畜のふん尿が環境に及ぼす汚染問題などが浮上していました。しかし、各レベルの行政当局と現地住民は、経験を積みながら、困難を適時に解決するようになりました。ゾンチョム県人民委員会副委員長の話です。
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「新農村作り運動を効果的に実現させるためには、現地住民からの人足と共に金銭的応援が必要とされています。ですから、私たちは、住民たちに新農村作りの利益を深く理解してもらうように、積極的に働きかけました。また、従来の方法で牛や豚を飼育することは環境汚染に影響を与えます。そこで、農家に家畜廃棄物の処理施設の建設を呼びかけました。」
現在、ベンチェ省の各村では、国の電気網が整備され、道路はコンクリート化され、学校や診療所が改修されるようになりました。従って、現地住民の生活が日々改善されてきました。同省は、2020年までに、さらに45の村が新農村の基準を満たすという目標を掲げています。ベンチェ省行政当局は、新農村の質的向上を主張しています。中でも、住民の生計に便宜を図ることで、村人の収入を向上させることです。ベンチェ省人民委員会副委員長の話です。
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「私たちは様々方策を講じてきました。中でも、宣伝活動は極めて重要な意義を持っています。これは、農民たちに新農村作りの目標を深く理解してもらうことが目的ですね。全ての目標は、住民の生活をどのように改善させるかということです。」
新農村作りは国家の大きな主張であり、適切な意義を持っています。ベンチェ省はこれまでの成果を活用した上で、今後も、全国各地と共に、この運動の成功に寄与しゆくことでしょう。