クオイ・キ村の一角

クオイ・キ村は、1ヘクタール程の中に14の高床式の家があります。これらの家は、石造の門が野生の花で飾られ、家の階段と壁は石で、また、家の中の柱、天井、床は木材で出来ています。現在、クオイ・キ村の住民たちは、現地の潜在力を活用して、ホームステイサービスの提供に力を入れています。ホームステイサービスを提供する村人の一人は次のように語りました。

(テープ)

「これらの高床式の家は、私が生まれる前からありますよ。この家の特徴は、夏は風通しが良く、冬は暖かいのが特徴です。石の壁はとても厚いからね。とても住みやすいですよ。」

共同寝室

クオイ・キ村の古き美しさは、日々多くの観光客を魅了しています。先ほどの人はまた次のように語っています。

(テープ)

「我が家は、ホームステイサービスを提供する傍ら、トウモロコシやコメの栽培をしています。前は、農作業だけで生計を立てましたが、ホームステイサービスを始めてから、生活が大きく改善されてきましたよ。」

ホームステイする観光客にはベトナム人が6割、残りは外国人です。先ほどの人はさらに次のように語っています。

(テープ)

「ホームステイする観光客は、外のレストランで食事をとることが出来ます。または、私の家族全員と一緒に食べることもできます。テイ族の料理は、豚肉のソーセージや、牛肉の干物・燻製、各種野菜などがあります。ホームステイサービス料は、一人当たり、一泊10万ドン（約500円）です。」

夏になると、ホームステイする観光客は、村の谷川で泳いだり、農作業や、魚釣り、料理作りなど様々な体験を楽しむことが出来ます。カオバン省チュンカイン県人民委員会のダム・バン・ブ副委員長は次のように述べています。

(テープ)

「現在、クオイ・キ村にある10世帯がホームステイサービスの提供を行っています。その他の幾つかの村でも、こうしたサービスを提供し始めています。この観光活動は、現地の貧困解消と仕事斡旋に大きく貢献しています。」

クオイ・キ村は、2008年に、文化スポーツ観光省から「少数民族の伝統的文化村」として認定されました。それ以来、この村は、数多くの国内外の観光客を集めています。現地住民たちは、自然風景の美しさや、伝統的文化を活用して、観光発展に励んでいます。