(VOVWORLD) -ハノイ市農業発展センターは、2016年∼2020年期の農業発展プロジェクトと2019年∼2020年期の農業発展計画を実現しました。その結果、ハノイ市農業部門は、全国で群を抜いて農産物サプライチェーンを構築してきました。
ハノイ市の代表的な農業商品の展示 |
2016年∼2020年期の農業発展プロジェクトと2019年∼2020年期の農業発展計画は、ジャポニカ米の栽培、赤いザボン「タンラック」とハノイ特産種のザボンの開発、食品安全基準を満たした畜産物の生産と供給、及び、高品質の肉用牛の飼育を行うことが狙いです。
これまでに、ハノイ市は、ジャポニカ米の3つのサプライチェーンを形成しました。ハノイ市郊外の幾つかの県では、ジャポニカ米の栽培面積は急増しました。2020年末までに、ハノイ市は、500ヘクタールに及ぶ15カ所の赤いザボン「タンラック」とハノイ特産種のザボンの栽培地がある他、食品安全基準を満たした畜産物の生産・供給に関する11のサプライチェーンを構築しました。2020年に、これらのサプライチェーンは、一日当たり14トンの豚肉、6.5トンの鶏肉、105トンの牛乳、1トンの牛肉をハノイ市場に供給しました。
ハノイ市農業農村開発局のフイ・ダン副局長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「2020年に、2つの農産物の生産・消費のバリューチェーンを構築、発展させました。また、2019年と2020年に、6カ所の県で123ヘクタールの各種ザボン栽培地を拡大しました。そして、ハノイ市は、国家・農家・科学者・実業家・銀行・分配者の連携を促しています。」
農産物の生産・消費のバリューチェーンを展開することで、農民の人たちは、農業生産への化学肥料の使用を抑制し、環境保全に繋がる農法を活用するようになっています。農産物の生産・消費のバリューチェーンの展開で模範となるフックト県人民委員会のグエン・ディン・ソン副委員長は次のように語っています。
(テープ)
「フックト県は、首都ハノイでグリーン農業発展を遂げた地方となっています。大規模な農地を形成し、科学技術を導入しています。これまでに、わが県は、ザボン、バナナ、野菜、豚肉などに関する8つの生産・消費バリューチェーンを構築しました。その他、多くの農家が稲作から経済的価値の高いユリの栽培へ転作しましたよ。」
ハノイ市は、バリューチェーンを効果的に展開したお陰で、種子の供給、ハイテク技術の転換、各地の農産物の消費を行う場所となっています。農業農村開発省のフン・ドック・ティエン次官は次のように語りました。
(テープ)
「ハノイ市は、コメ、ザボン、畜産物などの生産・消費バリューチェーンを効果的に実現してきました。今後も、ハノイ市は、国内各省と連携して、さらなる質の高い多くのバリューチェーンを拡大する必要があります。」
ハノイ市農業農村開発局は、専門的農地の拡大、ハイテク農業製品の生産・加工に集中する方針です。同時に、貿易振興活動を促進し、農業のバリューチェーン開発を奨励してゆくことになります。