(VOVWORLD) -現在、チャンイエン県は、およそ700ヘクタールに及ぶ桑の栽培面積を擁しています。養蚕は、現地の農民にとって主要な職業となっています。
北西部イエンバイ(Yen Bai)省チャンイエン(Tran Yen)県における農業生産活動はこの間、遥かに発展してきました。このような成果を収めるためには、チャンイエン県の行政当局は、地元の潜在力や強みを明確に具体化し、経済発展に繋がる桑の栽培、蚕の飼育、竹の子とシナモンの栽培を推進してきました。
蚕の飼育つまり養蚕は、農作業と比べ収入がかなり高いので、ビエットタン(Viet Thanh)村に住むグエン・ドゥック・ミンさんの家庭は、この数年間、養蚕業を維持してきました。
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「単純計算するならば、稲の1期作は3ヶ月もかかったあげく収益は1400万ドン、7000円ほどしかありません。しかし、養蚕ならば、1ヶ月で2回も繭をつくり、800万ドンの収益がありますよ。だいたい、これは、稲作の6倍以上に相当しますね。」
一方、チャンイエン県農業農村開発室のグエン・バン・マイン副室長は、「この間、チャンイエン県の農業部門は、住民たちに、稲作の代わりに、養蚕をするよう奨励した。現在、コストや人件費の削減、養蚕の拡大を目指すため、大規模な桑の栽培地域、養蚕場を建設した」と明らかにし、次のように語りました。
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「技術者や農業奨励担当幹部は、養蚕農家に飼育技術や疫病対策などを教えます。養蚕向けの設備、道具は消毒され、桑の葉は洗わなければなりません。そうすれば、養蚕は経済的価値をもたらすからです。」
ところで、現在、チャンイエン県は、およそ700ヘクタールに及ぶ桑の栽培面積を擁しています。養蚕は、現地の農民にとって主要な職業となっています。チャンイエン県人民委員会のチャン・ドン委員長は次のように明らかにしました。
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「チャンイエン県は、2020年~2025年までの期間に、1000ヘクタールの桑、3500ヘクタールの竹の子とシナモンの栽培面積を拡大する方針です。これらの主力植物を持続的に発展させるために、農業農村開発省に直轄する企業、団体と連携して、質の高い蚕の種の購入、繭や竹の子、シナモンの販売を行います。」
チャンイエン県が経済社会発展において多大な成果を収めることで、現在、同県では、貧困世帯の割合は、4%しか達していません。一人当たりの所得は、年平均約4千万ドン、19万円ほどに上っています。
同県は、2025年までに、工業団地への投資、竹の子と繭の加工工場の建設に集中してゆく方針です。