(VOVWORLD) - 現在、ソンラ省の多くの地方はマンゴーの収穫期を迎えています。同省のマンゴー栽培面積は約2万ヘクタールに上り、今年はおよそ6万トンが出荷される予定です。
北部山岳地帯ソンラ省は、果物や農産物の輸出量が高い地方の一つとなっています。そこで、同省は、農業の再構築、農業生産とハイテク技術の応用の強化、農産物の消費と輸出の推進に注力しています。現在、ソンラ省の多くの地方はマンゴーの収穫期を迎えています。同省のマンゴー栽培面積は約2万ヘクタールに上り、今年はおよそ6万トンが出荷される予定です。
マンゴー栽培業者ロ・ティ・リーさんは次のように語っています。
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「我が家は約4ヘクタールのマンゴー畑を所有しており、今年は、およそ15トンのマンゴーが採れると予測しています。これらのマンゴーは主に中国に輸出され、国内でも消費されます。マンゴーの品質を高め、見栄えもよくなるように、きめ細かに手入れをしっかりして育てましたよ」
主にマンゴー、スモモ、リュウガンの栽培面積はソンラ市だけでも、4千ヘクタールに上ります。今年は悪天候の影響で、マンゴーの収穫量は昨年より減りましたが、他の果物は順調に成長し、例年通りの収穫量か、あるいは増えると予測されています。ソンラ市人民委員会のグエン・テェ・フォン副委員長は次のように明らかにしています。
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「私たちは、貿易振興活動を行う計画です。活動では、地元の協同組合、企業、農民たちが農産物を紹介し、私たちは、農産物のブランド作りを強化し、ブランド力のある製品の宣伝や、販売促進をします」
ところで、ソンラ省は、8万ヘクタールにおよぶ果物の栽培面積を所有することで国内第2位に立つ大きな果物栽培地となっています。一番多いのはマンゴーと竜眼、ほかにも、スモモ、バナナ、柑橘類、アボカド、パッションフルーツ、渋柿など様々な種類があります。農民の生産活動や安定した収入が得られるように、ソンラ省農民協会は多くの措置を講じています。
同協会のルオン・チュン・ヒエウ会長は次のように明らかにしました。
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「今年も、私たちは農産物の販売促進を目指して、農民とともに活動します。例えば、農民協会の消費チャンネルや、Eコマースプラットフォームなどを介して、現地で栽培される農産物を販売するということです。同時に、地方の農民協会や、輸出企業、輸送会社などと連携して、中部地域の市場に農産物を出荷することもあります」
これに加えて、ソンラ省は農産物の貿易、消費、輸出活動を促進するために、ロジスティクスの開発に注視しています。これは、生産者と消費者を直接つなぐサービスであり、競争力の向上に貢献します。ソンラ省商工局のファム・ティ・ゾアン局長は次のように述べています。
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「ロジスティクスが農産物販売の促進に繋がる重要な要素の一つであることを認識しています。そこで、近日中に、ソンラ省商工局は、関連部局、機関と連携して、交通や、倉庫、サービス、人材などを整備した上で、ロジスティクスを開発するとともに、投資誘致政策を展開し、ロジスティクスセンターの開発をサポートしていきます」
2022年中に、ソンラ省では、農産物のPR、販促に向けた様々な活動が行われる予定です。これにより、今年の収穫期の数十万トンの果物が市場に届けられることでしょう。