ティンビエン（Tinh Bien）県はおよそ1万7500ヘクタールの稲の作付け面積があります。現在、その内のおよそ7割の面積から稲を収穫しました。タンラップ村生産協同組合のチャン・バン・スアン会長は次のように語りました。

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「アンザン省は疫病の感染拡大を防ぐために、社会的距離措置をとっています。そのため、稲を収穫したものの、なかなか消費出来ない状態にあります。そこで、タンラップ村の農業農村開発室、党委員会、人民委員会は、関連各企業と連携して、稲と農産物の消費に便宜を図ってくれました。」

一方、アンザン省農業農村開発局のチュオン・キエン・ト副局長は次のように語りました。

（テープ）

「毎年、稲の収穫期は、雨季に合わせたので、稲の品質が低くなり、販売価格も下落してしまいました。その上さらに、今年は、新型コロナウイルスの影響で、往来の自粛を求められているので、稲の輸送ができなくなっています。こうした困難を解決するために、アンザン省の行政当局は、関連各企業に農民の稲を手ごろな価格で買い付けるよう働きかけました。」

アンザン省人民委員会のグエン・タン・ビン委員長は、稲や農産物の収穫、買い付けに有利な条件を作り出すと明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「新型コロナウイルス感染症が長引く恐れがあるので、農産物の収穫、買い付け、消費を行うに際して、万一の場合に対応できる方策を用意しています。また、疫病感染拡大を防ぐために、アンザン省の疫病予防対策指導委員会は、農産物の収穫、買い付け、輸送に関わる人々にワクチン接種を実施しました。」

アンザン省農業農村開発局によりますと、同省は、今年の夏秋作に、230万ヘクタールの稲を収穫すると予測しています。その中には、2万7600ヘクタールのもち米があります。今月8月末までに、全ての稲を収穫する予定です。その時に、およそ62万トンの米ともち米を消費する必要があります。現在、12の企業が、これらの稲の買い付けを申し込んでいます。