(VOVWORLD) -北部ハーナム省フーリ市にあるフーバン(PhuVan)花村は、以前から、花や観葉植物の栽培で知られています。この村はハーナム省で最も大きな花の栽培地となっています。
フーバン村の入り門 |
フーバン村は、ダイ(Day)川とヌエ(Nhue)川の中央にあるので、肥沃な土壌に恵まれ、花や観葉植物、各種野菜、及び作物の栽培に適しています。村には5つの村落があり、全ての村が、特に第5村落は主に花を栽培しています。毎年の旧正月テト前になると、フーバン花村は北部各省に大量の花や観葉植物を提供する土地の一つとなっています。
現在、ハーナム省は、フーバン村では、花や観葉植物の栽培を維持、発展させると共に、この村の見学ツアー企画を立案しています。フーバン村党委員会委員長の話です。
(テープ)
「フーバン花村は観光を発展させる為の大きな潜在力に恵まれています。2本の川の真ん中にあるこの村は、ハスやスイレンの花など各種の花の栽培に適しています。この村を訪れる観光客は、新鮮な空気の中で美しい自然風景を眺めることができます。フーバン花村は2030年までに、エコ職業村、及びエコツアーの場所になる計画です。これに基づき、花の栽培を発展すると同時に、国内外の観光客向けの観光サービスを行うことになります。」
この計画を実現する為に、現地の行政当局は村人に対しガーデンハウスや、エコガーデンの増加、ホームスティサービスの経営などを奨励しています。
フーバン花村の村長さんの話です。
(テープ)
「週末になると、ここでは、記念写真を撮るために多くの見学者の姿が見られますよ。現在、この村は主に菊や、グラジオラス、ユリ、バラ、モモなどの各種花の他、キンカン、オレンジという柑橘類の果樹、観葉植物、盆栽を栽培しています。私たちは、経済的価値の低い稲や農作物から花へ栽培を切り替えることになります。」
行政当局の関心、また村人のコンセンサスを受けて、フーバン花村は地元の潜在力と強みに相応しく発展してゆくでしょう。そうすることで、この村は早めに国内外の観光客を魅了する観光スポットになるはずです。