(VOVWORLD) -南部ドンタップ(DongThap)省サデック(Sa Dec)市タンクイドン(Tan Quy Dong)町にある花村サデック村は100年以上に及ぶ長い歴史があります。ここは、南部メコンデルタ地域における最大の花の栽培地であり、国内の多くの省、市に花を出荷するだけでなく、外国にも輸出しています。
サデック村 |
現在、サデック村には、花の栽培で生計を立てる家庭は約3千世帯あり、花の栽培面積は500ヘクタールに上っています。また、数百種類の花が植えられています。花の栽培業者の一人は次のように明らかにしました。
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「この村で栽培される各種の花は、国内各地だけでなく、カンボジア、ラオス、中国、台湾などに輸出されています。我が家の花の栽培面積は8千平方メートルもありますよ。村には、花の栽培職人が集まる花会館があります。この会館のメンバー38人は、花の栽培技術などの経験交流をするため毎月一回、会合を開いています。」
サデック村を訪れると色彩と香りの世界にまい込みになったような感じになります。アジサイ、蘭、バラ、梅、菊など数多くの花の他、色々な美しい形の盆栽も見られますが、最も多く栽培されているのはバラの花です。現在、サデック村には輸出用の50種類以上のバラが植えられています。ホーチミン市でこれから花屋を開業しようとしている人は次のように語りました。
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「私は、ホーチミン市で花屋の開店を準備するため、初めてサデック村に何種類かの花を選びに来たのです。サデック村の花は、メコンデルタ地域で一番美しいからですよ。」
この数年間、サデック村の村人は、主に花を栽培するだけでなく、観光発展にも励んでいます。年間、約100万人の観光客を迎えています。多くの花農家は、観光客を魅了するため、美しく飾りつけています。花農場を経営するオーナーの一人は次のように語っています。
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「私の花農場に沢山の観光客を迎えるために、写真撮影スポットをはじめ、民間遊戯を楽しむコーナーを設置しています。写真撮影スポットは、ハートや、地球、鳥などの形をした花の模型です。週末の土、日曜日には、多くの来場者がきます。中には、カナダ、アメリカ、オーストラリア、マレーシア、フィリピンなどの外国から来る観光客もいますよ。」
サデック村の中心地に至るまでの道路は、全長3キロメートルもありますが、道の両側には、数多くの種類、色とりどりと香りの花で飾られています。サデック村を訪れるある観光客は次のように述べています。
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「花栽培のサデック村に初めて来ました。この村の多様な種類の花はとても印象的です。春になると、花が一番美しく咲くと言われたので、次もまた、来ると思います」
花を栽培するサデック村は、ドンタップ省サデック市の魅力的な観光スポットの一つとなることでしょう。