(VOVWORLD) -中部トアティエンフエ(Thua Thien Hue)省にある伝統職業村は経済社会発展事業を推進するために、生産活動を維持する一方、観光発展を優先課題として進めています。
フォントウイ(Huong Thuy)町トイタン(Thuy Thanh)村にある三角菅笠『ノンラー(NonLa)』生産工房は、2017年のフエ伝統工芸フェスティバル、また2018年のフエフェスティバルに参加しました。この生産工房の展示ブースでは、来場者は女性職人の手先の器用さに目撃するだけでなく、菅笠の生産工程を体験
することも出来ました。トイタン村共同体ツアーの観光ガイドさんの話で
トイタン村共同体ツアーの観光ガイドさん |
す。
(テープ)
「当地における菅笠作りは数百年前から始まったそうです。老職人が若い職人に伝えます。この職業は一時的に休業した時期もありました。でも、現在、私たちは、観光活動に奉仕する一方、市場に提供するため、菅笠の生産職業を復旧しました。」
一方で、観光客はトアティエンフエ省を訪れると、現地にある伝統工芸村やエコ観光村を見学します。そこで、日々増加しつつある観光客に奉仕するために、トイタン村は、共同体ツアークラブを発足させました。
先ほどの観光ガイドは次のようにさらに明らかにしています。
(テープ)
「コミュニティツアーというのは、主に現地住民が観光活動に参加するということです。我が村の共同体ツアークラブは2015年11月に設立されました。当初、現地住民は、観光に関わる仕事がどんなものか全く知りませんでした。その後、彼らは、訓練コースや交流会などに参加した結果、自分の農園や田畑、伝統工芸の体験ツアーを開くようになりましたよ。」
これまでに、トアティエンフエ省にある69箇所の伝統職業村の中で、多くの村は、生産活動と観光活動を両立させています。
フォントウイ町人民委員会副委員長の話です。
(テープ)
「私たちは、農業生産と観光発展を結びつけるという発展方向を実現しています。これに基づき、質の高い米生産に視野を入れる一方、ウルシ科ボウエア属に分類される常緑樹『アカタネノキ』など幾つかの木々の大規模な田畑を作る事になります。これらの植木は観光発展に奉仕する製品の一つになるからです。その他、今年中、私たちは、タントアン田舎市場の空間を観光地として商標登録する予定です。」
職業村と観光活動を効果的に活用するために、トアティエンフエ省の行政当局は、伝統工芸村を復旧、発展すると共に、貿易振興、商標作りなどを推進しています。