先頃、フランス在留ベトナム人の10の組織と協会は共同声明を発表し、その中で、中国側がベトナム領海に石油リグを違法に設置したことを強く批判しました。
イギリス政府もベトナム東部海域の緊張状況に関するEU=欧州連合の声明を支持しています。
中国駐在フランス大使館の武官を務めていたダニエル・シェファー将軍はVOV=ベトナムの声放送局のインタービューに応えた祭、中国がベトナム領海に石油 リグを設置したり、挑発的行動を行ったりしていることについて、「これはベトナム領土を侵犯するだけでなく、国際法に深刻に違反する行為である」と指摘し ています。
9日午後ハノイで行われた記者会見で、国家国境線委員会のチャンズイハイ( Tran Duy Hai) 副委員長は「中国石油総公社が石油リグHD 981号を設置した海域はベトナムの排他的経済水域と大陸棚にあるので、この海域を管理するための措置を実施するのはベトナムの権限であり、国際法に合致する。今最も必要なことは中国がこの海域からすべての掘削措置を中止することである」と言明しました。
9日、日本外務省は「日本は中国とベトナムが領有権を争っているベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海における中国の掘削作業を進めていることを地域の安全保障にとって挑発的な行為と見なしている」と強調しました。
9日午後、ハノイでベトナム弁護士協会は中国が石油リグHD981をベトナムの排他的経済水域に搬入し、掘削活動を開始したことに関する記者会見を行いました。
9日、中部クアンガイ省リーソン島でアンハイ漁業協会とアンビン漁業協会は中国がベトナムの排他的経済水域に掘削設備を設置する行為を抗議すると共に、漁民らに対し、ベトナムの領土保全のため、これまで漁をしていた漁場で引き続き漁獲するよう呼びかけました。
9日、国外世論は5月1日に中国石油総公社が石油リグHD 981号をベトナムの排他的経済水域と大陸棚に搬入し、掘削設備を設置し、ベトナム船に衝突、放水したことに反対する声を引き続きあげています。
この数日間、ベトナム東部海域、つまり南シナ海での新たな動きは世界各国の通信社の関心を集めています。
8日、アメリカ下院外交委員会・アジア太平洋小委員会委員のエニ・ファレオマバエガ議員は、報道コミュニケーの中で次のように批判しました。
すでにお伝えしましたように、5月1日に中国石油総公社が石油リグHD 981号をベトナムの排他的経済水域と大陸棚に搬入し、違法な探査活動を開始しました。
すでにお伝えしましたように、5月1日、中国最大の沖合石油探査会社、中国海洋石油CNOOCが石油リグHD 981をベトナムの排他的経済水域と大陸棚に搬入し、違法に探査活動を開始しました。
ベトナム石油グループも声明を出し、中国石油総公社はベトナム領土を侵犯している」と反発しています。
4日、中部のカインホア省や、ビンディン省、南部のバーリアブンタウ省、北部のバクカン省、ビンフック省、ハイフォン市の住民代表団はチュオンサロン島に到着し、チュオンサ群島訪問を開始しました。
現在、中部カインホア省チュオンサ県チュオンサ町で、情報通信省と海軍部隊の協力により、「ベトナムのホアンサ群島とチュオンサ群島の地図と資料・歴史的証拠」という展示会が行われています。
ベトナム労働者5千万人を代表する労働組合はこれまで複数の社会的活動を展開してきました。
4月30日夜、中部沿海のゲアン省クアロ町で、クアロ海洋観光シーズン2014が開始し、グエン・ティ・キム・ガン(Nguyen Thi Kim Ngan)国会副議長や、各省庁の代表、地元住民、観光客多数が参加しました。
23日、中部沿海のカィンホア省のチュオンサ群島に属するシントン島で、情報通信省や郵政総公社の共催により、チュオンサ群島の最初の郵便局の落成式が行われました。
4月30日から5月5日まで、中部港湾都市ダナンで、海洋観光プログラム2014が行われます。これは同市の観光を振興するための年次活動です。
旧暦3月16日にあたる15日午前、中部クアンガイ省リーソン島にあるアンビン村の集会所でクアンガイ省人民委員会とアンビン村管理委員会は共同で、ホアンサ群島のカオレテリン(Khao Le The Linh)儀式を行いました。