ベトナムのグエン・スアン・フック首相の招きに応え、16日と17日の両日、日本の安倍晋三首相はベトナム公式訪問を行っています。この訪問は両国関係が良好に発展している背景の中で、行われるもので、両国関係をさらに全面的かつ実質的に発展させることが狙いです。
国連安全保障理事会は2016年12月31日、ロシアとトルコが仲介するシリア内戦の停戦合意を支持する決議案を全会一致で採択しました。ロシア、トルコ両政府は12月29日に、アサド政権と反体制派武装勢力が、シリア全土の停戦に合意したと発表しました。
ベトナムと中国は伝統的友好関係があります。その関係はベトナムのホーチミン主席と中国の毛沢東主席をはじめ両国の各世代の指導者らが培ってきたもので、 両国国民の貴重な財産と見られています。その関係は歴史の多くの浮き沈みを経てきましたが、友好・協力は主流となっています。
2016年はベトナムが二国間と多国間の多くのFTA=自由貿易協定を締結する年であり、又、いくつかのFTAが発効した年でもあります。昨年、ベトナムの関係各機関と企業はFTAが経済にもたらすメリットを活用するため、様々な措置を取りました。
東北アジア地域は、世界経済の発展事業の原動力としての役割を果たしていますが、多くの不安定要素を抱えています。2016年、この地域では平和、安定が維持されながら、衝突と紛争も頻発しています。
2017年の新年を迎えるに当たり、ベトナム共産党のグェン・フ・チョン書記長はベトナム通信社の取材に対し、昨年にベトナムが収めた成果を取り上げました。
2016年、ベトナムの外交部門は、多大な成果を収め、外交活動の効果向上を遂げてきました。ベトナムは全ての国々との関係を拡大するだけでなく、国際共同体の責任ある一員としての任務を果たしました。
2016年6月23日、イギリスは、「ブレグジット」と呼ばれるEU欧州連合からの離脱の賛否を問う国民投票を行いました。「離脱」が52%、「残留」が48%という思いがけない結果になりました。ブレグジットはイギリスはもちろん、欧州に経済の面でも社会の面でも大きな影響を与えています。
今年、ベトナムはマクロ経済を安定化させ、経済成長率は6.7%に、そして、社会保障を確保するなどの目標を掲げています。これらの任務を実施するため、年頭から、政府と各部門、機関、地方は様々な具体的な行動計画を出しました。これらの行動は「人民のために行動し、清廉、建設的、発展する政府づくり」に対する決意を示しています。
世界各国が新年を迎えている中で、平和な世界や幸せな生活への祈りがよく聞こえています。2016年を振り返ってみると、戦争や紛争が続いているところがありながらも、平和づくりに向けた努力は成果を収めてきました。そのため、2017年、平和な世界への希望は大きくなっています。
2016年、文化外交は多くのイベントの成功や、国際友人へのベトナムの国土と人々のピーアールに積極的に貢献してきました。ベトナムは文化外交をはじめ、総合的な力を発揮することで、平和を愛し、国際社会への参入を進め、民族色豊かな文化の発展に取る組んでいるベトナムは国際社会での地位向上が図られました。
1月20日から28日にかけて開催された第12回ベトナム共産党大会は、2016年中の特別重要な意義を持つ政治的出来事となっています。
この30年、ドイモイ刷新事業に伴う国際社会への参入事業により、ベトナムの威信はかなり高まっています。1986年以前孤立してたベトナムは現在、国連加盟193カ国の中の187カ国と外交関係を樹立しました。
VOV=ベトナムの声放送局が選んだ2016年の国際の10大ニュースをまとめてお伝えします。
2016年を振り返ってみると、難民問題は最も深刻な国際問題だったと言えるでしょう。この問題の有効な解決策がまだ見えていない中で、2017年はさらに深刻になる恐れがあります。
ベトナムの第14期国会は、2016年最初の任期中に、内容と活動方法の刷新を進めてきました。
2016年、ベトナム東部海域(南シナ海)問題は、国際世論の注目を集めた国際問題の一つです。オランダ・ハーグの常設裁判所は2016年7月12日に、中国が独自の権利を主張する境界線「9段線」などについてフィリピンが訴えた提訴に対する判決を出したのです。この判決は、地域だけでなく、世界の秩序にも影響を与えるものであると見られています。
2016年、ベトナムの果物の輸出は大きな伸びを見せ、輸出額はおよそ26億ドルに達しています。また、先頃、ベトナムの果物は厳しい市場に出荷され始め、印象的な輸出品となりました。2016年、世界経済は様々な困難に直面しましたが、ベトナムの輸出額は増加の傾向にあり、果物は最も高い成長を遂げた商品です。
2016年はベトナム共産党の人事育成分野において前進を記した年であったと言えます。今年、ベトナム共産党は「党建設と綱紀粛正の強化・政治的思想、道徳、生活スタイルに関する退化、内部の「自演変」「自転化」を防止することに関する第12期党中央委員会第4回総会の決議と「ホーチミン主席の道徳、品格を見習う」運動の強化に関する指示5号を展開しました。
イランとアメリカや、イギリス、フランス、ロシア、中国、ドイツとの核合意に関して、18日、IAEA=国際原子力機関は報告を出し、「イランは核合意に おける取り決めを遵守している」と明らかにしました。これは、イランの善意に対する国際社会の評価を示すものとみらています。しかし、イランにとって、こ の合意の履行は多くの試練に直面すると指摘されています。