今もムオン族は綿の木を栽培し、布を織る伝統を維持しています。ムオン族の衣装は全て手染め・手織りのものです。ムオン族の人々は器用な手先で、民族色豊な文化を表す錦を織っています。
ムオン族の生活にとってドラとシンバルは文化的価値がある重要な楽器とされています。ドラとシンバルはムオン族コミュニティのあらゆるイベントで鳴らされることから宝物として扱われ、各世代に受け継がれています。
ムオン族の文化色は生活スタイル、風俗習慣、信仰などに表れています。中でも、婚姻の儀式はムオン族の家庭、家族の形成、発展に大きな影響を与えるものであるとされています。
ムオン族はベトナムに居住する少数民族の中で、およそ100万人で3番目に多い人口を抱えています。ムオン族は北部山岳地帯、特にホアビン省とタインホア省に多く住んでいます。
モノン族は様々な良い風習を保っていますが、その中に人文的な通例から発生したコミュニティの団結があります。これらの通例と風習はモノン族のコミュニティの存在と発展を左右するものとみられます。
いくつかの少数民族と同様にモノン族は豊な叙事詩を誇っています。その中で、「オト・ノロン(Ot N’Rong)」という叙事詩は最古の物語とされており、モノン族の社会の発展ぶりを反映するものです。ベトナム文化部門は各少数民族の叙事詩の独特な価 値をよく把握した上で、関連各地方と連携し、この貴重な文化財の保存に取り組んでいます。
数千年前から中部高原地帯テイグエン地方では独特な楽器「石の楽器」が姿を現しました。この楽器の音色はテイグエン地方の各少数民族の気持ちを示すとされています。また、森のせせらぎの音のように聞こえ、人の心を虜にしています。
テイグエン地方に住むモノン族出身のアマ・コンさんは野生象298頭を捕獲し、調教したことでよく知られています。彼は2012年11月3日、102歳で死去しました。その後、家族は彼が愛用していた象の狩猟道具をベトナム民族学博物館に寄贈しました。
中部高原地帯テイグエン地方に住むモノン族は他の少数民族の中でも群を抜いて、野性の象の狩猟と調教をすることでよく知られています。彼らにとって象は大きな財産であるだけでなく、日常生活の中でも物心両面において重要な位置を占めている動物です。
モノン族は様々な風俗習慣や独特な行事・祭りを誇っていますが、中でも人生の通過儀礼である伝統的なスタイルの結婚式を重視しています。結婚式は文化活動の一つと見なされ、民族色を表しています。
モノン族は早くから中部高原地帯テイグエン地方に定住し、独特な文化色を維持しています。その中には叙事詩や銅のドラとシンバルの演奏、民謡、民間舞踊などがあります。
モノン族はバナ族、エデ族などとともに長年にわたり中部高原地帯テーグエン地方で共存しています。モノン族は東南アジアのモン・クメール語系に属し、豊な文化を保っています。では、モノン族とはどんな民族でしょうか?
ザオカウ グループは主に北部山岳地帯ライチャウ省に集っています。他の少数民族と同じく、ザオカウ グループは家の中で火を使うカマドを大切にしています。
ベトナムの各民族の多様な文化の中でザオ族に属するザオカウ グループのカプサク(Cap sac)儀式は独特な文化として知られています。
ザオ・ロガン グループは道教を信仰し、様々な神様を祀るザオ族の数少ないグループの一つです。道教の各儀式は葬儀や成人式、結婚式など人生の通過儀礼として、ザオ・ロガン グループの生活に多大な影響を与えています。どんな儀式にもトリプティクは欠かせません。
平安を祈る祭りは北部クアン・ニン省、ホアインボ県、バンカ村に住むザオ・タイン・イ グループの神への供養儀式です。この祭りは年に4回、行われ、13の儀式が含まれています。それぞれの儀式には異なる武術が披露され、独特な意味を持っています。
ザオカウ(Dao Khau)、キムミエン(Kim Mien)とも呼ばれているグループはベトナムに移住したザオ族の最初のグループとして知られています。では、ザオカウというグループはどんな人々でしょうか?
ベトナムは54の民族があり、その中に少数民族のザオ族があります。ザオ族の独自の文化は古文書で、ザオ族の文化を研究するカギと言われています。
ベトナムの各少数民族の独特な祭りの中に、北部山岳地帯イエンバイ省に住む赤ザオ・グループのテトニャイ(Tet nhay)つまりダンス祭りがあります。ダンス祭りは重要な重要な民間祭りの一つで、イエンバイ省、ルックイエン県に住む赤ザオをはじめ、ザオ族の文化色 豊かな儀式となっています。
ザオ族はドン、チャイ、ジュミエン、キムミエンとも呼ばれています。人口はおよそ百万人で、ベトナムの54民族の中で、9番目に多い民族です。