シピシ祭りは西北部、中でもソンラ省に住む白タイ族の最大の年中行事です。「シプシ」とはタイ語で14を意味します。
文化は常に社会と民族の発展、日常生活と密接に結び付いています。また、それぞれの民族文化は民族色を表すものであるとみられます。
北部山岳地帯ディエンビエン省に足を運ぶと、誰もが同地に居住している各少数民族の伝統衣装から住居、儀式に至るまで文化価値は昔のまま保たれていることに驚くことでしょう。
西北部に足を運ぶならば、桃の花、スモモの花が満開する時の美しい風景を眺められる一方、タイ族の伝統的なスエ踊り(Xoe)を堪能することもできます。この舞踊はただの踊りであるだけでなく、感情を表現するものでもあるとしています。
北部山岳地帯デイェンビエン省、ディエンビエン県、ムオンファン村に行く道の両側に黄色い畑が広がっています。今のところ、ムオンファン村に住むタイ族の各家庭はいずれも新米の収穫を祝う儀式を準備しています。これは古来から伝わる民族の風習です。
タイ族には黒タイ族と白タイ族がありますが、民族衣装は基本的に似ています。しかし、黒タイ族の女性の特徴を上げるとすればピエウ(Pieu)というスカーフです。
タイ族は一ヶ所だけではなく、あちこちに住んでいますが、民族衣装は居住地の風俗習慣や審美感などによって異なります。今日のこの時間は北部山岳地帯のディエンビエン省、ムオンライ県に住む白タイ族の民族衣装をご紹介します。
タイ族の高床式の住居は自然と宇宙の取れた調和を象徴しています。黒タイ族の高床式の家は山の中腹に沿って建てられ、西北部の山林の美しさを作り上げています。
タイ族は主にライチャウ省、ディエンビエン省、ソンラ省、ホアビン省、タインホア省、ゲーアン省など、北部山岳地帯や北中部に集まっています。言語はテ イ・タイ語系に属し、独自の文字があります。タイ族の人々は広い平野や山々の近く、川沿などで集って暮らし、稲作に従事しています。
中部フーイエン省の山岳地帯にあるドンスアン県に住むチャム族のチャムホロイグループは祭りを開催する時、よくダブルドラムを演奏します。祭りの賑やかな雰囲気の中で太鼓の音色は遠くまで響き、人々の心をとりこにしています。
チャム族の民族衣装はその機織技術や審美感、文化、宗教の特徴を示しています。チャム族の社会においてそれぞれの階級は独特の衣装を着用し、チャム族の豊 かで多様な民族衣装を作り出しています。今日はそんなチャム族の衣装の中の一つ女性のロング・ジャケット、長い上着をご紹介します。
チャム塔は古代のチャムパ王国の宗教的建築物であり、ヒンドゥー教の建築芸術の特徴を示しています。現在、ベトナムにはおよそ50つのチャム塔が残ってお り、中部沿海各省に点在しています。建設されてから5~600年を経た塔があるし、千年の歴史を持つ塔もあります。では、今回はチャム塔についてご紹介し ます。
チャム族は畑に囲まれている高地に住んでいます。それぞれの家族や一族は正方形、あいるは長方形の土地に建てられた家々に住んでいます。では、チャム族の村と家の建築様式についてご紹介します。
チャム族の心の拠り所として楽器と舞踊、歌唱は重要な役割を果たしています。また、伝統的な祭りや民族歌唱、舞踊公演などでチャム族の文化色豊かな楽器は欠かせません。
ベトナムにおいて、母系制から父系制に移った少数民族はありますが、チャム族のバラモングループやバニグループなど、母系社会を維持している民族もあります。
ベトナムの少数民族の中にチャム(Cham)族があります。チャム族はアウストロネシア(マレー・ポリネシア)語系に属し、マレー、インドネシア系の民族です。
コトゥ族の伝統文化は歳月を経るにつれ、多少衰えてきましたが、コトゥ族の人々は伝統楽器の演奏や祭りの開催などを通じて文化の保存に力を入れています。
コトゥ族の狩猟用のクロスボウといわれる石弓づくり技術は大昔から伝わるものです。現在、中部クァンナム省、ドンザン県のボホン集落は優れた石弓の射手を輩出し、クァンナム省の石弓づくり技術を受け継いでいることでよく知られています。
コトゥ族の集落は貧富の差を問わず、グオイ(Guol)という集会所があります。これは集落共通の家で、新米の収穫を祝う祭りや、豊作を祝う祭りなど伝統的な祭りが開催する場所となっています。
中部高原地帯テイグエン地方に住むコトゥ(Co Tu)族にとって婚姻は家族はもちろん、集落の重要な通過儀礼となっています。